谷川 将 に訊く
株式会社 グローバルワークス

まず御社の業務内容をご紹介頂けますか?
主業務はシステムの開発全般です。
ひと口にシステムといっても銀行の決済システムからコンビニなどのPOSシステム、携帯電話を使った予約システムなど様々な分野に及びます。
ここ数年でWEBシステムは一般的なものとなりましたが、最近ではiPhoneやAndroid端末の普及にともない携帯電話を利用したシステムが広がりつつあります。
多岐にわたり取り組まれていますね。
はい。
しかし、システムを作る仕事はプログラム言語の理解だけでは出来ません。
取り扱う業界なり、業種なりの仕事を理解しないとできません。
その業務に携わる人でさえ、本業を日々悩まれながら学んでいるのですから、我々がひとつの業界を完全に理解するのは至難の技です。
出来ることなら、ひとつの業界に特化できることが理想ですね。
ではSE業界の方々もプログラムのことだけが出来てもダメなんですね。
そういうことです。
現在、当社は大手企業の開発に外部スタッフとして各プロジェクトに参加しているのですが、そこには様々な人が居て、皆で協力し合いひとつのプログラムを構築していくわけです。
しかし仕事のプロセスが見えないんですね。
例えば、建築業界の方々は、日々の仕事でビルの基礎が出来たとか、足場を組んだとか形にみえているでしょう。
我々の仕事は目の前に形としてわかりにくいことから、コミュニケーション力の優劣がプロジェクトの進捗や成果に結びついていきます。
コミュケーション力ですか?
そうです。
この業界は営業職や販売職の方々のように対面して、人と折衝しながら仕事をすることが苦手な人間が多いのです。
逆に言うとそれが嫌だからこの仕事を選んだともいえるんですね。
しかし、仕事の成果や経過が眼に見えないことが多いため、常に個々の仕事のイメージを伝え合いながら進まなくてはならないんです。
個々の技術を結合してひとつの形にするわけですから、チーム内でゴール地点や連動性などの共通認識が不可欠なのです。
SE業界ほどコミュニケーション力が必要とされる職業もないでしょう。
では、その信念を持たれる谷川社長の今後の方向性をお聞かせ下さい。
創業を志して以来、ブレていない方針ですが中国への進出ですね。
日本と中国をビジネスで結ぶブリッジマネジメントビジネスの構築です。
私自身、日本の大手企業の中国進出に伴い、いの一番に手を上げて中国に赴任しました。
3年間、現地の中国人と付き合ってきて、彼らのパワー溢れる生き様に私も大いに刺激を受けましたね。
残念ながら、会社の都合により中国拠点を閉鎖することになり、退職することになったのですが、もっと中国に触れていたいという気持ちが高じて、日本には帰らず、現地の電子機器企業に就職しました。
それは英断でしたね。引き抜かれての転職ということですか?
それは違います。
現地中国人と全く同じ条件での転職でした。
今後、中国を絡めてのビジネスを興そうとすれば、日本企業の使用者側だけの目線だけでは経験値として不安でしたし、もっと生の中国人や中国企業とのやりとりの経験が必要だろうと思いました。
おかげで、中国人を使う側の経験、中国人に使われる側の経験と両方の視点を得たことで、今後のブリッジマネジメントにおける基礎が出来たと思っています。
真の意味での創業準備ですね。ではその中国とはどのようなビジネスを?
システム開発にはこだわっていません。
中国の持つビジネスパワーと日本の持つ精緻繊細な技術思想や品質管理の理念を組み合わせれば、アジアに大きな潮流が巻き起こると思いますよ。
技術を結び、物を結び、そして人を結ぶ。それがブリッジマネジメントだと思います。
可能性が無限に広がる予感をひしひしと感じています。
では、今後独立を目指す人へ何かひと言を。
流されずに貫く柱を自分自身に身に付けて独立することだと思います。
経営者としての実績は当然ないわけですから、信念とか、志という視点でそういうものを持つことが大切ではないでしょうか。
それに、日本という枠で考えるではなくアジア、世界というフレームで眼の前の現象を捉えていくべきことをお勧めします。
それは、その方が面白いからです。さらに、独立する際にあまり他人の意見に流されないで欲しいということです。
独立・起業をした事の無い人が、“危険だ”“不安定”“保証が無い”と言います。
経営者に聞くと“やってみればいいよ”となるのです。
口にもせず、美味い・不味いを語るなということですね。
そういうことです。
興味や関心があるならトライしてみればいいんです。
そして、ここまでやってダメなら止めようというリターン・ポイントを決めていればいいんです。
ズルズル行くのが一番ダメだと思います。
中国人は明るくてめげない人が多いんです。
ほとんどの人が独立志向、上昇志向を持っています。
日本人もどんどん独立して、どんどん海外とビジネスを展開していく方が幸せではないかと思うのです。
もちろん、幸せの感度は個々による相対的なものですから、独立=幸せとは言えません。
しかし、いつかは独立したいと思っている人は早く独立する方がいいと思っています。
何故なら、失敗しても早くリカバリーできますからね。
40代・50代になって私は楽しい仕事をしていたいと思います。
その歳になった時に、もっと若い頃に起業にチャレンジしていたら・・・
なんて後悔は絶対にしたくなかったから、私は独立、起業しました。
私は中国という国に、今後の生き方を教えてもらいました。
中国で生活し、中国の方々と触れ合い、内向的な性格の自分が、180度転換しました。
自分の人生を前向きに走って、倒れるときは、前のめりになって倒れたいと思えるようになったのです。
だから、これからも、縁する若い方々に、未知の世界に飛び込む素晴らしさをどんどん伝えていきたいですね。
本日はありがとうございました。
谷川社長は明るい。そして我慢強い。さらに優しい。
人との出会いや結び付きを何よりも大切にする。
中国という大地は谷川社長に何を授けたのか興味は尽きない。
しかし、何か未知なもの、面白いものがまだまだたくさんありそうだ。
谷川社長の話は人の心を浮き立たせ、奮わせ、わくわくさせる。
“中国・・・行ってみるか?”と思わず心が揺らぐのである。
株式会社 グローバルワークス
■代表者
谷川 将
■設立
2007年8月
■本社
〒812-0016 福岡市博多区博多駅南1-9-8 ケイアイビル501-32
TEL 092-477-8110 FAX 092-477-8115
■ホームページ
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